薬の副作用死の年間件数

日本での薬の副作用死については、政府が死亡件数を公表しています。
年間件数の統計ではありませんが、平成19年度から23年度の合計で24の報告がありました。
しかし24の事例全てで、死亡原因がはっきりと薬の副作用によるものと断定できるわけではありません。
内訳を見ると、かぜ薬による副作用が最も多く12例あります。
次に多いのが、解熱鎮痛消炎剤で4例あります。
さらに一般には副作用がないと思われている漢方も含まれています。
漢方製剤での死亡例が2例あります。
その他は、制酸剤、催眠鎮静剤や抗不安剤の類、鎮咳去たん剤、混合ビタミン剤、総合代謝性製剤、その他のアレルギー製剤にそれぞれ1例ずつの死亡例があります。
こうした一般的な薬の中でも、漢方薬やビタミン剤は特に身近な存在で、気軽に服用している人も多いものです。
漢方薬での死亡原因は間質性肺疾患となっています。
漢方薬の副作用によって、肺が機能しなくなって亡くなったと考えられるということです。
混合ビタミン剤での死亡原因は、劇症肝炎となっています。
ビタミン剤の服用で、肝臓に異常が現れ機能しなくなり、死亡したと考えられるわけです。
また、こうした死亡例は副作用が原因と考えられるという点にも注意が必要です。
実際には、大き目の錠剤を喉に詰まらせて、窒息死するようなケースもあるわけです。